pornpare.comの開発日記

www.pornpare.comの開発日記です。

いくつかの誤解と失敗 (9/11)

表題の通り、

忘れそうなのでメモ。
 
* google analytics直帰率について
これまで直帰率をKPIとして改善を進めていましたが、
organic→movies→外部リンクというルートも等しく、
直帰としてカウントされていました。
書いてみると当たり前のことですが、
私としてはmoviesから外部リンクへ飛ぶというのは、
ユーザーに期待する行動であり悪いこととは捉えていません。
つまりこれまでのように単純に直帰率を指標として捉えていたのは、
間違いであったということです。
 
外部リンククリックに対してイベントを設定したので、
今後は正しく直帰率を評価できると思います。
 
* sqlとredisという複数ストレージ構成でのサービス運用について
データの同期を取ることを忘れがちで、
例えばsql側でmovieを削除した場合、
redis側でキャッシュされているmovie_idも削除する等しないといけないのですが、
ここが抜けていました。
現在はredisにキャッシュされているidをsql側でnullチェックすることで、
対応しています。
 
以上報告になります。

スモールでsessionに紐づく履歴機能を実装しました (9/9)

表題の通りです。

 
下記記事でも触れている通りですが、
かねてから課題になると考えていた、
動画数増加に伴う操作性の低下に対応すべく、
履歴機能を実装しました。
 
一旦はelasticacheのmicroという最小構成ですが、
軌道に乗ってきたらもう少しインフラの冗長性も考えたいと思います。
ちなみにelasticache(redis)では現在下記3種類のデータを取得しています。
 
history:session_id 閲覧動画id
actress:session_id:count 閲覧動画に紐づくカテゴリーの集計
category:session_id:count 閲覧動画に紐づくAV女優の集計
 
閲覧動画からAV女優やカテゴリーの好みが取れるようになったので、
簡易的なレコメンド等も実装できるようになりました。
 
サービス面からの詳細については別途記事にします、
それでは引き続きよろしくお願いいたします。

にしくんというSEO的パワーワードについて (9/6)

みなさま
 
「にしくん」というワードをご存知でしょうか。
 
身長100cmちょいのAV男優なんですが、
なぜかpornpare.comにはカテゴリー「にしくん」が存在したりします。
 

私の感覚でいうとにしくんが登場してるAVはかなり色物で、

本気でぬくような代物ではないのですが、
pornprae.comにおいてカテゴリーごとのPV数では、
全カテゴリー中3位に位置していたりします。
 
本当に抜ける動画と集客できる動画は別なのかもしれません。
(にしくんが出るAVでぬいている人がいたらすいません。)
 
にしくんが出るAVでヌキたい方はpornpare.comまで
 
完全なる雑記でした。

ユーザー、セッションの増加とページ/セッション、直帰、セッション時間の悪化 (9/5)

表題の通りですが、

ここ1週間ユーザー数とセッション数は増加しているものの、
それ意外の直帰、セッション時間の悪化が著しい状態が続いています。
 
これはSEO対策等によりオーガニックでの流入は増えているものの、
エロに対しての熱意が低いユーザーの流入が増えているといえると思います。
 
つまりこれまではネットの奥底にあるpornpare.comまでたどり着くような、
エロに対して情熱をもったユーザーが多かったのに対して、
SEOが強化されたことにより誰もがたどり着けるようなサイトになったことを意味します。
 
サイトの価値は単にユーザー、セッションではなく、
ページ/セッション、直帰、セッション時間といった一人あたりのユーザーが
どれだけサイトに対して価値を感じているかという指標でで図るべきだと考えているため、
今後はより後者の指標を追いかけていくべきかと思っています。
 
以前9月目標として
1.リピーターUUの改善と2.新規ユーザー直帰率の改善をあげましたが、
やはりこの方針は間違っていなかったということで引き続き
精進していきたいと思った次第です。
とにかくUI/UXを磨いていきます。
 
それでは引き続きよろしくお願いいたします。
(それにしてもはてなブログ使いやすかったな。。。)

アダルトサイトのサーバー維持費的な話

アダルトサイトを始めるとき、

インフラ(サーバー)の選定は気になるところだと思うのですが、

pornpare.comではAmazonWebServiceを利用しています、

今のところ海外リージョンで特に問題なく運用できています。

 

また料金的な話だとサービス維持費=インフラ維持費であり、

冗長性あげたいとか考えると結構料金がかさんでで大変だったりします。

 

今はサービスサーバーとクローリングサーバーの2台で、

EC2 small *2の3,000円/月くらいに収まってますが、

今後elasticache使いたいとかRDSに切り分けたいとか考えると、

簡単に10,000円/月くらいになりそうだなーと思っていたりいなかったり。

 

RDSについては冗長性を上げる目的なので喫緊で必要ではないのですが、

EC2 smallのインメモリキャッシュでセッション管理とかは、

あまり現実的ではなく。

かつ動画のクローリングの数も結構増えてきて1日1000件くらいは動画数増えるので、

検索性能を向上させるためにも個人カスタマイズは必須だと思っているので、

近々elasticacheは利用することになるんだろうと思っております。

 

そんな感じでこのくらいの規模でも3,000円/月くらいは払うことになります、

という報告でした。

 

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追伸

ユーザがうっとおしくない程度にマネタイズはそろそろ考えたいですね。

8月の振り返りと9月の方針

8月も終わりに近づき今週は仕事が忙しそうなので、

早めに数値などの振り返りと9月の方針を記載します。

 

振り返り

- UU

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サービスオープンから1ヶ月ほどで徐々にユーザ数が増えてきたという感じです。

何%成長させたいというのは特になく、トータルでのSEOの強さや、

UI/UXの洗練具合みたいなので伸びていくものだと思っています。

UUの下にセッションや離脱率のような個別KPIが設定されているイメージです。

 

サイト集客は基本的にorganicのみになるのでなかなかリピーターが増えないのは、

仕方ないなと思いつつも、ただのまとめサイトにならないような

特徴のあるサービスとして認識してもらえるようにしたいなと思っています。

 

また8月後半で数値が悪化しているのは、

先日述べたカテゴリー構造変更による影響だと思います。

 

- 平均セッション時間

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8月前半までは私自身のアクセスが含まれているのであまり参考にはなりませんが、

ここは改善の余地が大きいと思っている指標です。

 

一般的なアダルトサイトでセッション5分以下というのは、

体感ですがかなり短いかなという印象があります。

 

リピーターについて平均20分というのは納得できる数値です。

 

- 直帰率

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セッション時間と直帰率はそれぞれ独立な指標ではないと思っています。

ランディングページのコンテンツが充実していれば別ですが、

まとめサイトのような1ページに情報量が多くないサービスの場合ですと、

当然直帰率が高ければセッション時間は短くなります。

 

ディレクトリ別に直帰率で並び替えると下記のようになります。

/movies/というのは動画詳細画面のことで、

ここの離脱率が84%と突出しています。

 

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9月以降の方針

以上踏まえて9月以降の方針です。

現状課題だと思っているのは以下の点です。

 

- リピーターのUUの改善

サービス全体でのイメージみたいな部分もあるんですが、

ここは長期的に改善していきたいです。

動画を探そうと思ったらdirectでpornpare.comに訪れるような、

ユーザーにとってここに来れば動画が見つかる感のようなものを、

出していけるようにしたいと思っています。

 

動画サービスだとyoutubeのようなユーザーごとの動画レコメンドを、

session,cookieベースで実装していこうと考えています。

また検索系サービスだと食べログや価格コムのような検索性の向上を

目指します。

- 新規ユーザーの直帰率の改善

既に述べたとおりですが、

直帰率の改善→サイト内回遊増加→セッション時間向上となり

サービスとしての価値が高まる、

というサイクルに至ると考えているので、

特にmovies詳細ページから各ページへの導線は改善していきます。

 

それでは引き続きよろしくお願いいたします。

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